翔栄学院 多摩境教室の人情ブログ

一人ひとりの成長を見つめ続けるー。

バランスが大事!新社会人へのメッセージ

ゴールデンウィーク6日目。いかがお過ごしでしょうか。明日から本格連休という方も多いのではと思います。

 

もうすぐ連休も明けてしまいますが、新社会人の皆さんはくれぐれも五月病には気をつけて欲しいです。これは新高1の学生さんにも言えることですが、入学や入社してから「本当にこの学校やこの会社で良かったのだろうか」と心のどこかで考えてしまうのではないでしょうか。

     

石切職人の話という有名な話があります。ある旅人が建設現場で働いていた3人の石切職人に、「あなたは何をしているのですか?」と尋ねました。すると1人目の男は「お金を稼ぐために仕事してるに決まってるだろ!」、2人目の男は「街で1番の石切職人になりたいから、そのために技術を身につけてるんだ」、3人目の男は「街のみんなのために教会を作ってるんだ。教会ができればみんなのいこいの場になるからね」と答えたという話です。

 

仕事に対するマインドを問われている有名な話です。当然目的意識を高く持っている3人目の男の言っていることが正しいとよく言われますが、現代は少し考えを変えても良いと思っています。

 

それは、バランスが大事だということです。お金のために働くことも、自分のために働くことも絶対になくてはいけません。理想だけで長続きはしません。生活のために働くこと、自分の利益のために働くこともまたなくてはならない重要なことなのです。この3つをバランスよく維持させていくことが、大切なのではないでしょうか。

 

私がこの仕事を始めてから送り出した最初の卒業生は、もう立派な社会人になっています。もし、大人になった今の彼らに伝えたいことがある。

 

なんにも不思議なことじゃない。自分も同じ悩みを抱えて生きているとー。

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集団の変化と適応

ゴールデンウィーク5日目。いかがお過ごしでしょうか。

本日は雨天のようですが、5月3日からは晴れるようで良かったです。ゴールデンウィークはご家族で出かける方も多いのでと思います。

 

ところで、家族と言えば現代の子どもたちはいつまでパパ・ママと呼ぶのでしょうか教室で時々調査をするのですが、小学校を卒業するとパパ・ママと呼ぶ子どもが大幅に減少しているように感じました。また、女子は中学生になっても呼んでいる子も多かったです。

 

   

 

ご家庭の中の事ですから、いつから正していくべきなのかは各家庭で決めて良いことだと思います。ただ、子供は年齢を重なるにつれて、より多く人間と関わるため、所属する社会的集団が増えてきます。最初は「家族」という小さな集団から、「友人」「学校」「会社」など関わる集団が増えてきます。関わる集団が増えれば、各集団ごとに使う言葉を考えていかなくてはなりません。逆に、その集団に属している瞬間は、その集団の言葉やルールに従っても構わないと思いますし、おかしいと感じたら使わないという選択もしていくべきでしょう。

 

つまり、大人になったから恥ずかしいので変えるのではなく、集団が違うので使い分けなけばならないという認識を持つと良いと思います。

 

ちなみに、私たち教育の世界でも他の教師を呼ぶときに「○○先生」と呼ぶことがよくある。もはや「~さん」の代わりなのかも知れない。

 

明日から気をつけよう。これも一歩外の世界に出れば絶対におかしいのだからー。

 

 

 

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節度を守ることの重要性

ゴールデンウィーク4日目。いかがお過ごしでしょうか。学生のみんなは今日から3日間は学校ですね。合間の登校日ですが仕方ありません。

 

ゴールデンウィークのような連休だと、子供たちはついついゲームや遊びの時間がいつもより多くなってしまうもの。是非とも節度を守れる人間になって欲しいです

 

私は節度を守るために、いつも念頭に置いていることがあります。

 

例えば、自分が1万円持っていたとします。当たり前ですが、2千円のものなら買えますよね。無理せず1万円の範囲で生きていれば、人生が不幸に向かっていくようなことはないはずです。ところが、人間というやつは欲深い生き物で、2万円のものが欲しくなるんです。それは2万円のものを買っている人間を見てしまうからなのかも知れません。その結果2万円のものを無理して買ってしまい、足りない一万円分のツケを、必ずどこかで払うことになります。そして、節度を越えはじめたときから、人生の歯車がおかしくなっていってしまうのではないでしょうか。

 

2万円のものが欲しければ、3万円を手にしてから買えばいい。

 

節度を守るとはそういうことー。

教育と競馬の共通点

本日はゴールデンウィーク3日目。いかがお過ごしでしょうか。

 

今日は昭和の日ですね。いわゆる昭和天皇の誕生日です。

 

天皇と言えば、昨日競馬のG1レース天皇賞が行われました。最近はジョッキーカメラというカメラがあり、レース中のジョッキーのヘルメットに装着してあるので、レース後に臨場感あふれるシーンを見ることができます。昨日行われた天皇賞のジョッキーカメラが公開され、優勝したジョッキーが、レース後に何度も馬の名前を呼んで、「すごいね!よくやったね」と称えていました。まるで人間に話しかけているかの様でした。

 

考えて見れば、厩務員さんや調教師は毎日馬の世話をしているんですね。毎日馬に食事を与え、馬房を掃除し、体を洗い、馬の体調や精神面を考慮し、語りかけながら調教をしていく。そうやってレースの日までに心と体を作り上げていくのですから、とてつもなく根気のいる仕事なのが分かります。生き物ですから当然かも知れませんが。

 

それでもレース当日は、ジョッキーに全てを託して見守ることしかできません。そしてジョッキーは、みんなから託されたバトンを胸に精一杯騎乗するのでしょう。

    

もちろん馬と人間は全く違いますが、私たちの仕事も似ているのかも知れません。宿題を出し、メンタルの管理をし、語りながら授業をして、受験までに気力と学力を鍛え上げていくのですから。

 

生徒、保護者、教師。受験当日はみんなが闘っているー。

自分の人生を楽しむ

本日はゴールデンウィーク2日目。いかがお過ごしでしょうか。

休日に思わずやってしまう事と言えば…二度寝ですよね。睡眠負債という言葉をご存じでしょうか。睡眠不足はまるで借金の負債のように蓄積されていくそうです。そしてそれは、週末の1日~2日長く睡眠を取った程度では到底解消されないそうです。人間は寝だめや食いだめが出来ませんからね。

 

教室でよく就寝時間調査をするのですが、大体23時~0時くらいが多いです。昭和の子どもよりも遅くなっているように感じますが、現代でもそんなに遅くなっているとも思いません。中3生や高校生くらいになると、テスト前などはもう少し遅かったりするようです。

 

睡眠時間と言えば、生徒たちにこんな事をよく聞いてます。

人生は1/3が睡眠時間、1/3が仕事や学校の時間、1/3は自分の好きな事ができる自由時間と言われています。こう考えると100歳生きたとしても、33年程度しか生きられない事にならない?じゃあ、60年生きるにはどうすれば良いと思う?

 

生徒:120歳まで生きる!

 

いかにも子どもが考えそうな答えですが、私はこう伝えています。30年しか生きられないと感じてしまうのは、仕事や学校=嫌な時間と決めつけているから。自分で仕事や学校の時間を楽しい時間に変えていけば、60年生きられることになると。それには、自分で進んで行動していくことが大切です。

 

無駄使いを無くして人生を謳歌しようー。

武士の精神

世間では今日からGWに入りますね。

塾では4月28日~5月6日の期間は休校となります。

 

ところで「一所懸命」という言葉はご存じでしょうか。「一生懸命」の方が普段使われるため、けっこう知らない人も多いかも知れません。「一所懸命」の「一所」は「一箇所」という意味で、 鎌倉時代に武士が「土地」(領地)を命がけで守ったことが言葉の由来だそうです。つまり、一箇所を懸命に守るという意味ですね。先祖から受け継いだ土地を、武士たちは命懸けで守りました。

    

私も校舎の責任者になった以上は一所懸命自分の校舎を守ります。もし、休校期間中に校舎やそこに通う生徒に何かあればいつだって駆けつけます。

 

命を懸けて守ります。自分の全てがつまった校舎をー。

透明人間

この仕事をしていると、よく生徒にいろいろな事を注意することがあります。そこで見過ごしてしまうと、私がその瞬間に存在している価値がありません。それは透明人間になって自分の存在を消すということだと思っています。見て見ぬ振りをせず、どんな生徒でも常に自分が「何とかしてあげよう」という気持ちを持っています。目の前にいるのだから。もちろんいくら綺麗事ばかり並べても、自分にできる事と出来ない事がありますが。

 

1,2年前の話です。近くのコンビニで買い物をしていると、店員の若い女性がレジでお客さんにこんな事を聞いてました。

 

「○○円になります。」

「袋いいですね?」

 

えっ…!袋いいですね…?

袋いりますか?じゃないのかふつう。。。

いいいですねだと、お客さんが使わないと決めつけてるし、欲しいと思っているお客さんが言いにくいのではないだろうか。

 

そして、それを連発している店員さんと、何も言わない店長さんらしき人物。

「袋いいですね?」「袋いいですね?」「袋いいですね?」

     

この光景を見ていて、客として素通りすることもできたのですが、店長さんらしき人物の所に行き、軽く注意してあげました。このままだと気性の荒いお客さんにいつか必ず怒号を浴びせられるか、トラブルに発展し彼女が可哀想だろうと思ったからです。出過ぎた行動だったかも知れませんが、彼女の為を思って注意しました。

 

生徒ではありませんが、たまたまその場に居合わせたのでー。