翔栄学院 多摩境教室の人情ブログ

この街で一人ひとりの成長を見つめ続けるー。

とある高校生の話

ウチの教室には4月で高校2年生になる男子生徒がいます。その生徒は中学2年のときから塾に通ってくれています。通い始めてもうかれこれ4年になりますが、再来年の桜が咲く頃には立派な大学生になっている事でしょう。

 

その生徒はこの翔栄学院で高校受験をして、私立の単願入試でとある高校に進学しました。あっさり決まってしまったことも有り、入学当初は順風満帆というわけではありませんでした。しかし、そこからが素晴らしかった。その後も継続して塾に通ってくれていたのですが、1年間高校で上位の成績をとり続けました。

 

そして、大学受験をしてみたいと言い出しました。大学附属の高校なので、無理に受験しなくても進学は出来るのですが、本人曰く、高校受験では出来なかった分自分の力を試してみたいそうです。3月には通常クラスから特進クラスへの移動が決まり、意欲に満ちあふれていました。

 

「目標を持つということ」

「何かに燃えるということ」

中3の時に経験できなかった事を、彼は大学受験で経験しようとしています。

そしてそれはこの上なく幸せな事です。大人になったらきっと気付くはずです。

あの経験が自分を大きく成長させてくれたと。

 

彼はこの4月に大学受験専門の塾に転塾していき、私は彼を見送りました。

 

ただ頑張れとだけ伝えてー。